新宿連絡会チラシ集第四十四集(2023年1月より6月まで)

 

2023年1月2日新宿連絡会チラシ
2023年1月8日新宿連絡会チラシ
2023年1月15日新宿連絡会チラシ
2023年1月22日新宿連絡会チラシ
2023年1月29日新宿連絡会チラシ
2023年2月5日新宿連絡会チラシ
2023年2月12日新宿連絡会チラシ
2023年2月19日新宿連絡会チラシ
2023年2月26日新宿連絡会チラシ
2023年3月5日新宿連絡会チラシ
2023年3月12日新宿連絡会チラシ
2023年3月19日新宿連絡会チラシ
2023年3月26日新宿連絡会チラシ
2023年4月2日新宿連絡会チラシ
2023年4月9日新宿連絡会チラシ
2023年4月16日新宿連絡会チラシ
2023年4月23日新宿連絡会チラシ
2023年4月30日新宿連絡会チラシ
2023年5月7日新宿連絡会チラシ
2023年5月14日新宿連絡会チラシ
2023年5月21日新宿連絡会チラシ
2023年5月28日新宿連絡会チラシ
2023年6月4日新宿連絡会チラシ
2023年6月11日新宿連絡会チラシ
2023年6月18日新宿連絡会チラシ
2023年6月25日新宿連絡会チラシ



謹賀新年


 仲間たち。
 新年明けましておめでとう!
 息災ではなかったかも知れないが、無事に何とか一年を越すことができ、また新たな一年が始まった。今年こそはと、思うことがある仲間も、ただ時流に任そうと云う仲間にも、等しく時は流れる。何があるだか、何がないだか、まあそれは人それぞれであるが、それでもまあ、同じ新宿の地で新年を迎えた仲間同士、支えあいながら、どうにかこうにか、またこの街で生き続けていくことにしよう。今は苦しくても、命があれば何とかはなる。あまり悲観することなく何とかなるさの精神でこの難儀な今を駆け抜けていこう。
 新宿の年末年始は3年ぶりとはなるが、どこもかしこも人が溢れんばかりの賑わいである。外国の人々も戻って来て、国際都市らしい多国籍な街に様変わりした。まあ、これがオリンピックで目指した都市なのであろうが、そんな中でも、人は色々いるし、豊かな人もいれば、貧しい人々もいる。戸建ての家に住んでいる人もいれば、マンションに住んでいる人もいる。おんぼろアパートに住んでいる人も、野宿生活を余儀なくされている人もいる。年齢も性別もまた千差万別。多様性を認めあい共存をはかろうとする「ダイバーシティ」と云う用語が近年盛んに使われているが、言葉だけの独り歩きではなく、それが実態が伴ったものになれば、それはそれで良い社会や地域になるのであろう。お互いの違いを分かりあって、認めあい、支えあう。まあ、そんなのは理想でしかないのであるが、新年だからか、そんな社会を少しは目指していっても良いのではないかとも思う。「やりなおしの出来る社会」と云う言葉を連絡会は昔から使っているが、一度や二度失敗したからと言って、「落伍者」と云うレッテルを貼って、社会から排除するのでなく、やり直せるのであれば、やり直せる仕組みを作ってもらい、貧しければ貧しいなりに生きていける社会やら地域を作るのも良いのかも知れない。何を青臭いことを言っているんだと言われるのであるが、新しい気持ち、何だかわくわくするような話しと云うのは、いつも大事にしたいと思うのである。
 新宿の仲間の数も減っているのは、やり直せる環境がちょっとは作られて来たからとも言えるし、仲間たちがどこに行っても頑張っている仲間が大勢いるのは頼もしいことでもある。かつて路上に居た仲間が、今は率先して連絡会に参加してくれている。自分のことだけでなく、他の仲間も心配なのである。やはり、一緒に生きていこうと思うのであり、最後まで見届けてやろうとも思うのである。
 連絡会は今年も、この「仲間の力」と云う、これまたある意味、理想かも知れぬが、そんなものを信じながら日々の活動を続けて行きたいと思う。
 今年こそ、何かがあるように。

 


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冬はこれから


一年で最も寒い厳冬期に突入です。
寒波も次から次へとやって 来るので、引き続き防寒対策しっかりと。

 仲間たち。
 年が明け、今度は新春寒波がやって来て、各地で大雪である。群馬など関東北部でも2メートル超えの積雪となっている。
 穏やかだった年末年始であったが、冬はこれからが本番。太平洋側、東京も含め、どんどんと寒波が襲来し、厳冬の始まりでもある。東京には雪はそんなに降らないのであるが、少しでも積もったら交通網含めて大きなパニックになる。そんなことが毎年、1、2回はあるのが、今年はどうであろうか。寒気がどんどんと流れ込んでいるので、天気が崩れると、関東南部も雨とか雪になりやすいので、天気予報には十分注意をしておこう。今のところ東京に氷点下予報はなく、年末年始と同じよう穏やかな、乾燥した気候が続くとなっているので、まあ、何とかである。
 まとまった雨がここのところ少ないこともあり、乾燥が続いている。手足が荒れる頃でもあるので、防寒対策と共に保湿対策もしておかないと、手足がコチコチになってしまう。ちょっとしたクリーム類は今や安く売っているので、そんなものをつけ、軍手でも良いから、手袋をしておくなどの工夫を。
 防寒対策の毛布やら防寒着など、引き続き毎週日曜日の「おにぎりパトロール」前の都庁下、火曜、木曜のシャワーサービス時に提供を続けている。また、夜間の「毛布+非常食パトロール」も引き続き実施していくので、まあもう冬の支度は十分かもしれないが、それでも必要な仲間は声をかけてもらいたい。寝袋で寝ている仲間も、コンクリートの上にダンボールとか毛布とかを敷いておけば断熱効果ともなる。とにかくコンクリートと云う奴はとにかく冷えてしまうので、身体の熱を奪われる。厳冬期ともなれば、そのまま凍死なんてこともある。特に寝る前お酒を飲んで身体を温かくする仲間は、寝入る時はしっかりと防寒をして寝る。その点だけは十分に注意をしてもらいたい。
 新宿福祉の方もこれだけ寒いと色々と相談を乗ってくれる。「ちょいともう我慢が出来ないわ」と云う仲間は福祉事務所なりで相談をしてみよう。生活保護も色々あるが、生活保護ではない対策も色々ある。仕事を探せるセンターもある。どれも暖かい場所で過ごせるようになっているので、我慢を重ねず、自尊心も捨て、そこにとりあえず避難するのも冬の生きる知恵である。
 持病のある仲間、今も投薬を続けている仲間なども厳冬期は天敵である。最近、病院にまだ行っていないと云う仲間も、福祉事務所を通して再検査してもらうことを勧める。お金がなくても保険証がなくても福祉の制度を使えば病院には行けるし、薬も貰える。もし入院したとしても治療費、入院費は福祉が出してくれるし、入院程でなくても希望すれば療養する場所も病状次第では提供してくれる。そんなこんななので今の状態が悪化しないよう心がけていこう。こればかしは願掛けでは治らないものである。
 最後に年末年始の取り組み、ご協力ありがとう。多くの仲間が来てくれ、無事に何事もなく終了することができました。まあ、何とかなるものである。

 


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冬の日の


体調不良の仲間は、寒いので無理をせず早めに病院へ。
福祉事務所を活用しませう。

 仲間たち。
 何だか春に向かっていく頃の気候のようで、気温も高く穏やかな日が続いていたが、それも一転。前線が通過することで雨雲が多くなり、すっきりとした天気はなく、今週は各地で荒れた冬本番の天気になるようである。東京の初雪はまだのようであるが、これから用心するに越したことはない。1月下旬から2月上旬が一年で一番寒い頃である。まだまだ厳冬は始まったばかりである。

 訃報である。
 都庁下で長い年月、ダンボールで暮していた「おばちゃん」が、今月5日、亡くなっているのが見つかった。年明け早々、悲しい知らせである。
 彼女は、あまり他の仲間との関係も持たず、支援や役所とも疎遠であり続けた。そこには何かがあったのであろうが、それを語ることなく、また誰にも知らせず、この世から去ってしまった。それも彼女が選んだ人生であったとしたら、それはそれで致し方がないとは思うのであるが、その姿をいつも見ていた俺らが、彼女のことを何も知らなかったことがとても悔やまられるし、残念に思うのである。
 無念追悼…。  あの世では幸せに。

 何があるか分からない、何が起こるかも分からない、そんな世の中であるが、それでも時流に乗らず、自分を大事しながら自分のために生きていく。それはそれで、とても難しいことであるが、何かが外れたとして、そして奈落の底に堕ちたとしても、そこには何か「光」はあり「復活」はあると思うのである。それを見つけられるかどうか。そんな「旅」を俺らはしているのかも知れない。宗教のようであって、そうではない、穏やかな教会の中ではなく、この生臭い喧騒の現実の中から。

   閑話休題。「調子が宜しくない」「以前病院に通っていたが途切れてしまった」などの仲間が、この間も福祉事務所で相談に乗ってもらっている。寒さの変化や気圧の変化なるものは体調を崩す原因でもある。一度体調を崩すと、今はインフルだとか、コロナだとか、ウィルスが街中にうようよしているので、身体が弱るとそんなものも体内に入ってしまい、悪さをする。そして、基礎疾患があると、症状は悪化する。なので、その基礎疾患の方の治療をしていない人は、こちらをしっかりと検査してもらい、治療を進める、再開するのが良いかとは思う。とりわけ血圧、血管、心臓、循環器系の病気には要注意である。これらの病気は寒さが天敵でもある。「やたら息切れがする」のは心臓が弱っているからかも知れない。「血圧が高目で安定しない」、これも検査をして「降圧剤」を処方してもらった方が良い。「くらくらする」なんてのも要検査。とにかく身体を大事に。
 

 


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大寒


今シーズン最強の寒波が来ているそうな。
今週はとにもかくにも寒さ対策。

 仲間たち。
 東京の寒さも一段と厳しくなった。冬将軍が、さあ行けと言わんばかりに寒気を吹きつけ、日本海側は猛吹雪、その冷気は峠を越え太平洋側にも張り出し、列島全体が陥落してしまったような気圧配置となった。  今週もまたすっきりとせず、寒そうで、東京でも雪やら氷点下予報が出ている。25日(水)あたりが寒さのピークで、東京も最低気温がマイナス4度予報で、最高気温も5度と、かなりの覚悟をしなければならぬような寒さとなりそうだ。とにかく暖かい場所で、暖かい服装と、毛布、寝袋、ホカロンなどの装備で、とにかく身体が冷え尽くしてしまわないよう、細心の注意である。
 この寒波が過ぎたとしても、季節的にはまだ次から次へと寒気が流れてくる可能性も高い。もうこれは我慢が出来ないと云う仲間は、福祉事務所へ行って生活保護なり自立支援なり一時宿泊なり、そんな制度を使ってとにもかくにも屋根があり、暖房が効いた場所に避難するのも一手である。「とりあえず春先まで何とかしてもらいたい」と云うのは決して横しまな気持ちではない。その旨、相談のケースワーカーに伝え、それに見合った制度を見つけてもらうと云うのも良いだろう。とにかく寒いのだし、それに耐えられなければ、避難場所もまた必要である。そう云う施設は沢山あるので、要は相談である。
 住民票は置いても置かなくても良いと云う施設が多い。自立支援センターだけは、正規の仕事さがしとなるので、住民票を となるが、それ以外は特に必須事項ではない。荷物をどうしようとか、寝場所をどうしようかとか、仲間をどうしようかとか、色々な問題があるとは思うが、それはそれこれはこれで、余り心配をせず、この寒さから逃げる時は思い切り逃げた方が良いだろう。また、その際、調子が思わしくない仲間は、必ず病院への受診を申請してもらいたい。どんな制度でも、自分で訴えないと病院には行けないし、薬も貰えない。調子の悪い人がせっかく部屋に入ったは良いが、病院に行かない、薬も飲まないで、そのまま悪化して救急車を呼んで、手遅れ、なんてことも良くある話。そうならないよう、相談の時に調子の悪さを伝え、通院の是非についても相談をしてもらいたい。
 毛布、防寒着類は今もどんどんと提供をしている。毎週日曜日の都庁下か、火、木のシャワーサービス時であるとか、毛布パトロールの時とかに放出をしているので、寒さ対策で活用してもらいたい。  インフルエンザも流行の兆しであるとのことである。各地で学級閉鎖などの話もちらりほらり。新型コロナの方も引き続き流行中とのことで、同時感染なんてこともあるそうである。症状はどちらも高熱となり、似たようなものなので区別はつきにくいが、いずれにせよ高熱が出て、市販の風邪薬や解熱剤を飲んでもなかなか引かない時は、これは注意である。そのままま冷たい路上なんかに寝ていると肺炎を併発する危険もあるので、すぐ、迷わず救急車を呼ぶと云うことになる。引き続き日常の中の予防をしっかりと。
 

 


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極寒を越え


最強寒波のピークは越えたようだが、まだまだ油断は大敵。
防寒体制、健康管理をより一層しっかりと。

 仲間たち。
 北海道、東北、北陸、また西日本にも大雪をもたらした「最強寒波」によって東京も連日氷点下となり、北風も強く、みぞれのような雪まで舞って、まるでフリーザー全開の冷蔵庫の中にいるような感もあった。まあ、久しぶりの極寒である。パトロールで回っていたら「今晩あたりどこかで誰かが死んでるだろうね」と長年そこで暮す仲間がぽつんと。俺らの肌感覚は、この寒さの中でのたたかいで研ぎ澄まされる。
 皆、しっかりと耐え過ごしただろうか。まだ油断は大敵ではあるが、低気圧は離れ、高気圧が広まっているのでこれから晴れの日も戻って来る。最高気温も10度に復活。夜の氷点下も少なくなる。公園の梅も咲き始め、少しだけであるが春も見えてくるだろう。もう少しの冬である。頑張っていこう。
 これだけ寒いと持病がある仲間の健康管理はとても難しくもなる。寒さは、それに負けじと心臓を激しく動かす。けれど、高血圧であったり、血管が弱いだとか、そもそも心臓が弱いであるとかすると、それが負担になってしまう人も居る。ストレスも多くなる。そう云う仲間は心臓や血管が悪い方に向かないよう細心の注意が必要である。脳梗塞、心筋梗塞など死に直結する症状にならないためにも、薬の服薬はもちろんのこと、とにかく心身の安定。ストレスがないよう出来るだけ暖かくである。病院に行っていない仲間は、早めに受診と検査。加齢と共に血管や心臓やら内蔵臓器は弱まるのだから、そこら辺はしっかりと管理をしていこう。若いつもりでも日々の過酷な暮らしは身体をじょじょに蝕んでいく。無理をして肉体労働で働いて来た人々は腰やら肩やら骨や筋肉の疾患にかかってしまう。関節リウマチも原因は不明なれど発症するととても辛い病気である。いずれにせよ身体の異変と云うものは人それぞれであるが、寒さで無理をしている時に出てくるものも多い。そうなったら病院で検査。保険証やお金がなかったら福祉事務所で指定の病院へ行き、まずは検査をしてもらい、それから治療を始めることである。
 福祉事務所では通院の相談以外にも生活の相談にも乗ってくれる。安静できる場所が必要なら宿泊できる場所も用意してくれる。その他、仕事を探したいが、住所がないと探すことが出来ないなどの仲間用に、自立支援の施設やらシェルターもある。「コロナ渦」で一気に仕事がなくなった繁華街であるが、その仕事も今は戻りつつある。それにつれて求人も多い。比較的若い仲間や、実務経験がしっかりとある仲間なら、仕事はすぐに見つかるだろう。自分で見つけられない仲間は自立支援センターで職員と相談しながら見つけると云う手もある。そんな施設への入所も福祉事務所が窓口である。
 病気の仲間は病気を治し、仕事を探している仲間は仕事を頑張り、冬が緩んで来たら、それぞれの「春」を見つけていくこととしよう。
 

 


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立春なれど


「インフルエンザ注意報」東京都から発令中。
予防はコロナと同じ。マスク、手洗い、うがい、を。

 仲間たち。
 暦の上では立春となったが、ようやく晴れたと思ったら、低気圧が次々と押し寄せる展開となり、曇が多く、今週末は雪の予報もあり、すっきりとしない底冷えの寒い日が続いている。東北や北海道はまたもや大荒れで北風が強まると海も山も大変である。関東も北風が強い日も多くなるだろうし、そうなると乾燥も強くなるので火の元など要注意である。
 25年前の2月7日は新宿駅西口地下広場でダンボールハウスが出火し、4名の仲間が亡くなり、100名近い仲間が被災にあった日である。年月が経ち、その記憶も薄れ、遠い昔のお話しにしか思えないのだろうが、そこに住み、共に生きていたいた俺らや仲間にとっては忘れように忘れられない出来事であった。その当事者の多くは、今はちりじりで、福祉や年金で、独居老人として、または特別養護老人ホームなど施設で生きているような年代である。亡くなった仲間も多い。先日大ガードで亡くなった仲間も、その火の元の近くで暮していた仲間で、死ぬか生きるかの大変な経験をした仲間であった。
 あの日の数日前に東京では雪が降ってかなり積もっていた。華やかな長野オリンピックの開幕式の日の朝の出来事でもあった。今も消防車のサイレンを聞くと、あの日のことを思い出し、耳を塞ぎたくなる。雪が降ると思い出し、冬季オリンピックの度に思い出し、冬になり乾燥や火災のニュースがある度に気が滅入る。
 余所の地の人々には分からないだろうそんな修羅の思いをしながら新宿の仲間はずっと生きて来た。そして、ここから旅立って行った。
 ま、そんな日である。最近では神戸の施設が焼け、死傷者が出る事故もあった。少し前には川崎の簡易旅館や、群馬の高齢施設の「たまゆら」でも同様の火災が起こり、多くの仲間が亡くなった。あんな悲劇は二度と見たくはないと思うのであるが、俺らはどうしても密集して暮さざるを得ない。そこで一旦事が起こると多くの仲間に影響が出る。アパートでも同じである。大久保の老朽した木造アパート「ローズハウス」でも死傷者の出る火災事故も起こっている。どこに行っても、俺らはそう云う立場であることを意識して、火の用心に徹していってもらいたい。最近は少ないが、かつては通行人などから火をつけられると云うこともよくあった。枕元にペットボトルに水を入れ置いておくと、いざと云う時に初期消火につながる。気をつけるに越したことはない。
 「インフルエンザ注意報」なるものが東京都から久しぶりに発令された。こちらは自分たちの努力で予防をしましょうと云うものである。マスク、手洗い、うがい、これはこの冬、欠かせないであろう。
 

 


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余寒の候


荒れた天気が続きそうなので、温度差、気圧差による 体調変化には気をつけて。
ウィルス、花粉の予防も。

 仲間たち。
 東京都心も一年ぶりの「大雪警報」となり、まとまった雪となったがさほど積もることもなく一時の気まぐれのよう低気圧が過ぎれば、比較的暖かめの冬日である。昼間の日差しは大事にした方が良さそうで、気温はしばらくは良いが、週の半ばからまた南岸低気圧が通過し、風も強く雨となる日もありそうである。
 気温が上昇するとスギ花粉が舞い散るようで花粉症の人にはちょいと困ったことになるようであるが、これも春への第一歩。
 花粉症の人はなかなか外せないであろうが、来月からは密閉した混雑時を除き、マスク着用が緩和されるとのことで、屋内外を問わず「個人の判断」になるとのことである。政府の新型コロナウィルスの感染症対策方針は、欧米諸国と歩調を同じく「ウィズコロナ」(ウィルスとの共存)に変わり、感染症法上の位置づけも、5月8日から季節性インフルエンザと同じく「5類」に引き下げられることが決定された。マスク着用緩和もその流れと云うことである。
 これまで「怖いウィルス」だと医者や学者やマスコミを動員し、煽るだけ煽って、大規模な「行動規制」までしたが、それでも流行は抑えられず、多くの死者を出してしまったものを、今更共存しましょうと言われても戸惑う人も居るであろう。もちろん第何派、第何派と言われて来た新型コロナの感染の「波」は終わったわけではなく、今も「第8波」のさ中でもある。まあ、ウィルスも変異を続け弱毒化し、それに対応したワクチンも出来、また、新薬も出来と、かつてのような何も分からぬ「とても危険な病気」ではなくなったのは事実のようで、そんなこともあり、そんなに騒がず、格付けを「インフルエンザ」と同等にしようと云うのは妥当なところであろう。コロナに勝つとか負けるとか、何もかも「コロナ」のせいだとか、そんな馬鹿げた理屈を世間は身勝手に振りまいていたが、結局は引き分けみたいなもので、自分の身は自分で守りましょうに落ち着く。
 「5類」になってもならなくても、予防は予防である。今は冬で、「インフルエンザ」も流行している。暖かくなれば「花粉症」も流行り出す。当面は人混みの中でのマスク、手洗い、うがいは欠かせないであろう。汚れちまった空気が蔓延している都会では菌やウィルスはゴロゴロしている。空気感染にせよ、接触感染にせよ、そう云う衛生上のことを生活面で気をつけて行くのが自分の身を守ることだと、この間の「コロナ騒動」で学んだ。これからどうなろうとも、しっかり、自分なりの予防をしていきたいものだ。
 それでも高熱が出て、それが長引くようなら、身体が動く内は「発熱外来」、動かない時は「救急車」。何ともなければ良いが、検査をしてもらわないと、どの病気かも分からない。治療に関しては、お金も保険証もない場合は生活保護の仕組みが使えるので、臆せず医療機関につながるようにしていこう。どんな病気も放置して我慢をしているうちに悪化してしまう。そこの我慢は「意地っ張り」と言って悪い我慢である。
 

 


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梅の花も咲き


3月5日(日)は、いつもの東京マラソン。 協力すべきは協力し、例年通りの対応を。

 仲間たち。
 この冬とても強かった寒波の波も、ようやく弱まったようで、高気圧が張り出し、春先のような陽気も見受けられるようになった。節気の「啓蟄」はもう少し先であるが、冬ごもりをしていた生き物もそろそろ動き始める頃である。とは云え、まだ2月。暖かくなったり、寒さが戻ったり、三寒四温の陽気が続き、ようやく春となる。あまり油断をすると嫌な目にも会うので、俺らも、そろりそろりと慎重に動き始めた方が良いだろう。
 杉花粉もかなり出ているようである。これは花粉症になってみないと分からないのであるが、今年は昨年の二倍ぐらい多いとも云われている。花粉症は最近の単なる症状のように言われているが、これも「アレルギー疾患」で、立派(?)な病気でもある。悪化すると日常生活も苦しくなる。なので、保険適用で耳鼻咽喉科での受診も可能である。ちょいと症状がひどい場合は、受診をした方が良いであろう。
 暖かくなったからか、インフルエンザや新型コロナも、だいぶ落ち着いたようではある。けれど、こちらも油断はせず、予防は続けておいた方が良いかも知れない。何とも良く分からない変異を続けるウィルスであるから尚更である。せめて、冬の間だけでも風邪も流行るので、予防は大事だと思うのである。
 さて、そんな流れの中、今年の東京マラソンは、ほぼ通常通り3月5日(日)に開催されるとのことである。このマラソン、都庁がスタート地点であるので、中央公園周辺、都庁下周辺から、コースである新宿通りまで交通規制やら、荷物の移動要請などが行われる。毎度のことなので驚くことはないのであるが、新しく新宿に来た仲間は、そう云うもんだと古い仲間と歩調を合わせ、無用な混乱を持ち込まないように願いたい。
 東京都は単に東京マラソンを成功させたいだけの話しで、そう云う警備を警視庁に要請する。その荷物が仲間のものでも、放置自転車でも、同じ取り扱いとなる。ホームレスであろうがなかろうが関係ないと云うことは、もちろん対策でもないし、追い出しでもない。この大会が無事終わりさえすれば、それで良いだけで、後は同じ状態に戻っても別に咎めもない。大丈夫である。まあ、面倒なのは良く分かるが、荷物移動要請などには協力しておいた方が良いであろう。
 また、こう云う時、こちらも毎度毎度であるが、色々な「デマ」が流れるのであるが、それはだいたいが「フェイク」なので、「無視」をしてもらいたい。世の中、いい加減なことを吹いてまわる人は大勢いるし、俺らの世界では特にそうなので、気をつけるにこしたころはない。
 まあ、3月だとだいぶ暖かくなるとは思うが、その日の夕方には都庁下で毛布も衣類もダンボールも準備して待っているので、移動するのに荷物になるからと捨てちまったりしたものを、そこで補充してもらいたい。まあ、くれぐれも混乱のないように。
 

 


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春寒のみぎり


寒暖差が大きくなります。健康面でかなりの影響があるので、
健康管理はそれぞれしっかりとしていこう。

 仲間たち。
 北風で冷たくなり、春の日差しで暖かくなり、けれど夜はまだまだ寒い。そんな季節の変わり目が今のようである。2月ももうじき終わり、ようやく春がはっきりと見える3月になろうとしている。「啓蟄」と云う節気の通り、冬眠していたものが、穴から顔を出し、その日差しに希望を託す、そんな季節である。
 そんな訳で、今週は杉花粉のピークを迎えるとのことである。それも春の現れであるが、「花粉症」の人からすれば、とても大変な季節のようである。「花粉症」は今まで何ともなくても、何故だか突然なることもあるらしい。アレルギーと云うものは、良く解明されていないものなので、そんなこともあるのであろう。色々と気をつけた方が良いが、対策としてはマスクをするぐらいで、最近は市販薬もあるようであるが、あまりひどいようだと病院と云うことになる。まあ、それもそれで仕方がない。
 風邪なり、インフルエンザなり、結核なり、新型コロナなり、色々な病気が流行り続けているが、それぞれが寒くなったり、季節の変わり目であったり、体調に変化がある時に感染したり、おかしくなったりする。気温であるとか、気圧であるとか、神経痛をお持ちの方はよく分かると思うが、季節、気候の変化と云うのは、体調もまた色々と変化したりもする。
 まあ、出来れば長生きはしたいものなので、これからの季節も色々と気をつけるに越したことはない。生活が苦しく、生活保護をとったとしても病院にはいかず、安心したは、つかの間、痛い、痛いと緊急入院したり、孤独死をしたりと、そんな仲間も結構居る。福祉にせよ、自立支援にせよ、まずは体調管理。健康診断などを受けていなかった仲間は、まずは病院で色々と検査をしてもらった方が良い。加齢と共に身体はガタが来る。肉体労働など、現場で働き続けて来た仲間なら尚更である。それをリフレッシュする機会があれば、それをした方がとても良い。内科系も、整形外科系も、メンタル系も、他人に話すことから治療は始まる。何とかするのは自分自身でもある。しっかりと体調管理をしていきたい。
 血圧も健康のバロメータである。血圧計は図書館であったり、公民館であったり、公共の場所に置いてある。ちなみに連絡会の事務所にもあるので、機会があれば定期的に測定してみるのも必要である。寒暖差と云うのは心臓やら血管にも負担が大きい。また食生活や煙草などの嗜好品も悪さをすることも多い。それを見直すためにも血圧の管理は重要である。そうでなくても過酷な生活をしているのであるから、あまり我慢をせず、自分のこともしっかりと見つめて行きたい。
 福祉事務所はいつでも相談は可能である。健康のこと、通院のこと、生活の相談のこと、仕事を探すこと、借金などお金に関すること、家族に関すること。千差万別、色々な相談はあるであろうが、その中から一つ課題を見つけ、それを相談してみるのも良い。他人に話すことによって、すぐには何も変わらないかも知れないが、それでも話し続けていけば、解決するなんてこともあるから。
 


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走れ春


東京マラソン対応、ご苦労さまでした。
あとはいつものように春を堂々と迎え入れよう。

 仲間たち。
 季節的にはちと早いのかも知れないが、春がすごく接近しているようである。気温も今週はかなり高く、ソメイヨシノの開花予想も今月半ば頃と早めに修正された。川津桜など早咲きの桜はもう満開。菜の花もまた満開。「啓蟄」の節気と同じく、ミツバチが飛び交うそんな春の景色になるようである。
 まあ、この冬は、東京も例年よりも寒く、氷点下の日も続いた。北海道や東北の日本海側や山あいは記録的な大雪となり大変であったようである。そんな季節をようやく乗り越え、春を迎えつつあるのは喜びと云うか、安堵の心持ちである。
 東京マラソンも無事に終わり、また元の生活に戻ることであろう。色々と、まあご苦労さまであるが、そうやって隙間、隙間で生きていくのが俺らの生き方でもあるので、あまり本気に怒らず、そんなものだと思うようにしよう。
 これから季節の変わり目、色々と生活面で変えなければならないことも出て来るだろうし、体調の異変など健康面でも変化があるかも知れない。もうちょっと積極的に変えたいと思う仲間は、福祉事務所に相談をしてみると、何かが変わるかも知れない。別に俺らは役所の太鼓持ちではないのであるが、それでも役所は良い意味で変わり続けている。例えば生活保護の「無料低額宿泊所」はこれまで相部屋でも良かったのであるが、来年度からそこそこの個室でなければ駄目だとなった。まあ、そこそこの個室なので、「完全個室」とはもちろんならずに共用部分は多いのであるが、これも変化の一つであろう。そんなこともあり、豊島区にあった「ちとせ橋寮」は今年度で廃止されるなど個室化されない「無料低額宿泊所」は業種替えを進めている。もちろん相部屋が駄目だと云う事ではなく自立支援センターも、更生施設も、簡易旅館も、一時生活支援施設もその多くが今も相部屋である。相部屋には相部屋の良さもあり、相部屋と個室が並列しながら、その特性にあった所に「配置」される選択肢が増えたと云うことであろう。居住の問題とか、その環境は大切なのであろうが、地代が高い東京においては「うさぎ小屋」が当たり前であり、都会は都会での生き方がある。頭でっかちな理想通り成らないのが現実でもある。下層は下層で貧しい者どうし助けあいながら生きて行く、それが「宿命」であり、だからこそおもしろい人生が送れると思うようにしよう。
 それはともかく、色々と変わる季節である。変えるなら思い切って変えてしまうのも良いかも知れない。そして、そのためにも福祉事務所で相談をしてみるのも必要である。
 変わるため健康問題もまた重要である。季節の変わり目は調子を崩すことも多い。そうならないためにも日頃の健康管理、残念ながら体調を崩してしまったら早め早めに、福祉を通して病院へ。
 まあ、来たる春を謳歌してみたいものである。
 


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桜も咲くようで


今週から「マスク規制」が緩和されるが、
引き続き、自分の身は自分で守る「個人の判断」での行動を。

 仲間たち。
 この季節としては、とても暖かな陽気になった。昼と夜の寒暖差はあるものの、それでも最低気温が10度近くあれば、とても楽である。冬はどうしても睡眠不足になりがちなので、この変な季節を味方にして「春眠暁を覚えず」と、なりたいものである。
 桜(ソメイヨシノ)の開花予想も、東京はどうやら今週となりそうである。これだけ暖かければそれはそうなっていくのであろう。とは云え、一気に春になるのかどうか?「三寒四温」の頃でもあるので、日々の気温差には楽観せずに注意をしていこう。まだ防寒着を捨てるには早いかも知れない。
 暖かくなって文句を言う人はいないが、花粉症の人は今がピークになっているようで、これはお気の毒である。今年はスギ花粉が多いとのことなので、ひたすら我慢である。日常生活に支障があるぐらいひどい場合は、病院へとなるが、そもそもが「アレルギー」なので、対処療法(抗ヒスタミン薬と目薬)が治療の主流とのことであるが、最近は市販の薬も多く出ているので、それを服用してみるのも良いかも知れない。もちろん、マスクと眼鏡は、この時期花粉をガードするために必要である。
 マスクと云えば、新型コロナの感染予防に関する「マスク規制」が今週から緩和される。マスクをするか、しないかは「個人の判断」と云うことになるようである。もちろん病院だとか、高齢者施設だとか、重症化リスクの高い人が居る場所や、混雑時の電車やバスなどでは、予防のためマスク着用を推奨するとのことである。
 自分が発熱したり咳が出るようなら、他人に移さぬようマスクをする。そう云う「咳エチケット」は当然であるが、これまでのような過度で過敏なマスク規制は止めましょうと云うことであろう。気になる人は日常生活の「密」の場所でマスクをした方が良いかも知れぬが、そこでマスクをしていない人が居ても咎めることはない。そう云うことである。
 と、云うことなので連絡会のシャワーサービス時であるとか、衣類の提供時であるとか、そんな場所で「マスクをしましょう」の呼びかけはなくなる。また、マスクの提供も在庫限りで、必要な仲間はパトロール時に個別に声をかけてもらいたい。
 肝心の新型コロナであるが、東京都でも新規感染者数は千人を切り、最新では700人代ぐらいに収まっている。「第8波」と云われる流行も沈静化しつつある。ワクチンもあり、新薬もあり、医療期間での対応技術も高まったことで、感染したとしても重症化させないことが、これからのたたかいなのであろう。俺たちとしては引き続き自分の健康管理には気をつけることである。俺らは日頃から、また若い頃から無理な生活を余儀なくされているのだから、「調子が悪い時は無理せず迷わず病院へ」「困った時は福祉事務所へ」それを基本にし自分の身を守る生活を組み立てていこう。
 


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らんまんの早春


「非課税世帯」に対する「特別給付金」第2段(3万円)
を 政府が検討しているとのなので、住民票の整理はお早めに。

 仲間たち。
 寒の戻りはあるものの、全国に先駆け東京で桜の開花が発表されたよう、今期は春が早駆けしてやって来てくれた。花の見ごろは今週末ぐらいであろうが、連絡会のお花見は4月1日(土)。その頃にはあらかた散ってしまってるかも知れないが、「花より団子」で楽しく路上の春を謳歌して行きたい。
 暖かくなると、今まで隅っこの方に居た仲間も街中に出てくるようになる。暮す場所も、寝る場所も何だかんだと変わって行く。新しい仲間はそんなに増えてはいないが、地方から東京へと云う流れは、「コロナ規制」が終わりつつあるので、これから増えてくるかも知れない。そんな仲間も「よそ者」だと排除せずに、皆、色々と情報を共有しながら支え合って行きたいものである。
 若い仲間はそれはそれで大変のようで、今の世代は「核家族」が中心で、親の離婚なども多く、そもそも家族が崩壊した末に東京に流れ着く仲間もまた多い。若ければ仕事はあるにはあるだろうが、新卒採用から外れてしまった若者は「中途採用」を繰り返し、その都度、賃金も雇用環境も悪いところに流されてしまう。建設、警備、飲食、介護、どれも肉体労働ばかりで、怪我したり、病気にでもなってしまえば、たいていは働き続けることが出来ない。
 政府や大労組が「賃上げ」と叫んではいるが、下請、孫請け会社や、中小零細はそれどころではなく、物価高による材料等の仕入れ単価の高騰で頭を抱えている状態である。仕事が増えても今度は人手不足である。労働力の配置がミスマッチな状態は今も続いており、働く現場の改善も労組の衰退の中、「中小」は特に進んでもいない。「手に職」をと身に付けた技能も、技術革新が進めばロボットがやってくれるので、無用の長物となり下働きは下働き職人は職人の誇りをもって働きつづけることが難しくもなっている。
 そんな中で、「外れて」来てしまう若者も多い。そこにはそれなりの理由があるので、「自立」「自立」「仕事」「仕事」「アパート」「アパート」とあまり強要せず、優しく見守っていくしかない。路上から彼、彼女らが消えたとしても、別のところで「苦悩」や「葛藤」は続いていく。まあ、そうやって「幸せ」とは何かを見いだし続けるのが「人生」なのであるが、困った時に仲間が居るか居ないかで、その方向も変わって行く。なので、たとえ路上に来て、そこから抜け出したとしても、同じ境遇の仲間はおおぜい居るるので、そこでまた仲間を作っていこう。
 まあ、おじさん達にはそんな呼びかけしか出来ないが、色々あった人生の方が「面白い」と云うのは己の経験からも言える。「七転び八起き」である。転がって、転がって、たとえ起きられなかったとしても、何かを見つけていこう。その昔は「屋根と仕事」なんて俺らは言っていたが、今は違うのかな。それぞれのスローガンを自分達で見つけ、それに向かって頑張っていきませう。
 


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花曇り


この雨で桜は散ってしまうかも知れませぬが、
4月1日(土)正午より、今年も「花見の会」を新宿中央公園芝生広場にて行います。

 仲間たち。
 東京の桜が満開になったと思ったら、雨が一日中降ったり曇りがちだったり、気温も上がったり、下がったり、梅雨の時のような雨でもあり、何だか季節感がなくなりそうな、めずらしい春である。長期予報だと、気温は平年よりも「高目」で推移するとのことなので、春から初夏へとなんだかすぐに行ってしまいそうである。それでいて夜は夜で涼しくもなり、気温差は相変わらず高いままである。
 そんなおかしな春ではあるが、4月1日(土)正午より、今年も「新宿花見の会」を昨年同様、新宿中央公園「芝生広場」で行うので、花が散ってしまっても恒例の「春の宴」を楽しもう。厳しく、また、犠牲もあった新宿の越年越冬を、知恵と勇気を振り絞り、仲間の命を仲間で守ろうと頑張り抜き、そして、生き残った俺たちである。晴れやかな気持ちにはなれないかも知れぬが、それでも一つの区切りである。とにかく、本当にお疲れさまと一人ひとりに声をかけたい。
 ところで、「コロナ渦」の方も何とか落ち着いて、今や政府は「物価高対策」に躍起となっている。ようやく景気が元通りになろうとしている中、電気代を筆頭に生活必需品などの値上げラッシュが続いている。中でも電気代など「エネルギー価格」の値上げは、経済や生活の根幹とも云えるものなので、政府はそこを必死で抑制しようとしている。
 これらは世界的なインフレの波でもあり、イギリスではエネルギー価格の高騰が続き、暖房費も払えない生活苦の家庭が増え、かの国のホームレス対策でもある「フードバンク」に一般の人々が大行列をなしているそうである。そのため「賃上げ」を求めるストなども頻繁に起こり、国内はかなりの混乱になっているとのことである。
 日本もそうならないようとにかく必死である。先日も「非課税世帯への3万円、子育て世帯への5万円の給付、プロパンガスの負担軽減策」を軸とした追加の「物価高対策」が決定し、今月中に閣議決定され、すぐさま実行に移される予定である。
 「賃上げ」は日本の大労組はストもせずに、誠にだらしがないので、政府が経団連等に声をかけ「賃上げ要請」をし、大企業においては今春闘でそれなりのベースアップが決定されたとのことである。中小零細、下請、孫請け会社等がそれに続くのかどうか、ここら辺は微妙ではあるが、中小零細の労働組合は少ないながらも、頑張ってもらいたいものである。
 そんなことで「非課税世帯への3万円」は、バリバリの現役世代対策でなく、生活保護や年金の臨時給付のようなものである。もちろん、確定申告をしていようがいまいが、あまり収入がなければ「非課税世帯」と認定されるので、住民票さえはっきりしていれば路上の仲間も貰えることになる。それは前回の給付金の時と同じなので、該当する仲間は、今の内、色々とチェックをしておこう。
 


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春爛漫


今度の日曜は高田馬場事務所で鍼灸相談会。
季節の変わり目で神経痛などがひどい仲間は相談を。

 仲間たち。
 花冷えの時期は、花冷えの時期どおり気温も下がってしまったが、それでも平年よりは高温。4月に入って20度超えの日も多くなり、早くも新緑の季節になろうとしている。
 そのせいもあり、散り桜ではあったもののなんとか格好が付く程度には残ってくれて、昨日の「花見の会」も盛大に執り行われた。食べ物も、飲み物も、おみやげも多く作り、100名近い路上の仲間が今年も集まり、天気も好天の中、春の喜びを分かちあった。俺たちは、仲間と同じ目線で仲間のつながりを作ることを常に模索している。越年越冬と云う厳しい季節に加え、「コロナ渦」と呼ばれている、それぞれの困難が重なり、言葉には言い表せないような厳しさをここ数年味わい続けて来たが、それもどうやら乗り切りつつある。もちろん失敗もあり、犠牲もあった。それも含め乗り越える力の源は、同じ境遇同士の「仲間の力」であり、「仲間の声」である。「団結」と云う言葉は、今の時代、古ぼけた言葉なのであろうが、集い、集まり、共に生きていくことは「団結」そのものである。それを作り続けてきた仲間の力に感謝である。まあ、何はともあれ、お疲れさまでした!
 それはそれとして、今の時期、夜と昼間の気温差が10度を越すような日もあり、体調管理にはちょいと辛い時期でもある。天候も不安定になると気圧の変化もあり、それに拍車をかける。
 神経痛などは典型的な症状で、腰の痛み、腕の痛みなどで、身体が十分に動かないなんてこともある。「五十肩」とも言われるが、加齢と共に関節の老化や、筋肉の劣化もあり、それはそれで大変である。
 今度の日曜日には高田馬場の事務所で「鍼灸相談会」がある。神経系は西洋医療だと湿布を貼って、それでお終いであるが、良くなるときもならない時もある。それで良くならなければ、鍼灸など東洋医療を試してみるのも良いかも知れない。ツボであるとか、患部であるとかを、お灸で暖めるのは、温泉治療と同じ原理でもあり、そうやって日本人は古来から身体を整えて来た。もちろん、それが絶対とは言えないが、意外と効果がある場合もある。どんな仲間もお気軽に相談でき、朝10時から午後2時まで受付をしているので、良かったら高田馬場の事務所までお越しを。
 西洋系の医療が良い仲間は夜のパトロールには医師など医療従事者でもある「医療班」の方々が回ってくれているので、こちらに声をかけてもらいたい。
 医療班の人手不足もあり、新宿の外周コース(国立競技場周辺、飯田橋周辺、江戸川橋公園等)は、今年度から医療班同行が難しいとのことなので、この点はご容赦願いたいが、新宿の中心部コースでの医療相談は引き続き実施しているので、宜しくお願いしたい。その他は新年度になっても、相も変わらずの連絡会なので、引き続き、そんなことで。
 


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ほころんで


相変わらず寒暖差が大きいので体調管理には気をつけて。
市販の薬なら巡回の時にお渡し出来ます。

 仲間たち。
 雨が降っても暖かい雨で、身体が冷えることもなくなった。桜はあらかた散って、新緑の季節を越して梅雨の頃を思わせるような早とちりの気候である。今週は天気の崩れもすくなく、暖かく、概ね晴れるとのことなので、落ち着いて新緑を愛でることも出来そうである。
 春はとにかく眠い。これは身体の正常なこの季節特有の反応なので、あまり抗わずに眠れる時にはゆっくりと寝ることにしよう。とは云え、そんな落ち着いて寝れる場所は少ない。俺らはどうしても不規則な生活となってしまうので、色々なものが乱れがちになる。それでも眠ることは大事なので隙間を狙って良く寝るようにしよう。神経がとがると今度は眠れなくなる。眠れない日が続くと、今度は病系にもなってしまうので、眠い時は寝る。だるい時は無理に身体を動かさず、だらっとしている。それが良い。
 4月に入り、役所の方も人事移動だとかで、職員の移動の季節でもあるが、新宿福祉事務所は大きな変化はなく、課長も部長も変わらず、また現場の窓口もいつもの職員はいつものように居るので、安心でもある。大きく変わったのは「とまりぎ」の方で職員はかなり入れ替わったようである(ちなみに「とまりぎ」のシャワールームは昔の公衆電話型のものは古くなったので取り壊し、新たに小屋の中に作り直したとのこと)。まあ、やっていることはいつも同じなので、全体的には大きな変化はないようである。
 大きなところでは、今年度は「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」(2027年8月までの「時限立法」)に基づく5年ごとの「基本方針」の改定の年でもある。この法律、これ以上の再々延長はないであろうからして、「最後の」基本方針改定になると思われる。まあ、この「基本方針」は、これまでも大きな見直しはなかったので、今回もおそらく何もないだろうと思われる。言ったは良いが出来ないのでは仕方がないので、お役人は言葉を選び、目標を下手に数値化せず、ごまかせるところはとことんごまかし、やってもやらなくても良いようにするのは、まあ、そんなものである。それを在野の学者みたいな人々が口先で批判し「色々な意見がありますね」とバランスを取ると云うのも、これまたこの国の常識。
 まあ、俺らにとってみれば「自立」のための「階段」は作られ、定着して来たので、細かいところはさておいて、まあ良しとしようと言った感じか。
 こうこう、色々な制度をあれやこれやと使って、こうするのが、俺らの「自立」であり「幸せ」であると言われることが多いが、「制度論」だけで人が幸せになるのであったら、こんな社会にはなってはいないであろう。それぐらい社会や人生と云うものは複雑であり、怪奇でもある。
 ま、ということで今年度も特に変わりなく、俺らの生活に影響する大きなイベントもなく、歌舞伎町タワーが完成したくらいで、人の流れも戻り、いつもの街と、いつもの社会の中で生き抜いていくこととなるであろう。
 


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春は嵐


寒暖差が激しいので風邪など引かぬよう。
体調不良の時は福祉事務所から病院へ。

 仲間たち。
 週の後半にかけて大気が不安定となり、気温も大幅に下がるなど、一転して穏やかではなくなってしまった。週明けは回復するとのことであるが、今度は夏日が予報されており、早くも熱中症注意などと言われてもいる。そんな陽気なので夜と昼の寒暖差は、軽く10度を越えている。早くも、春から初夏への季節の変わり目のようになっており、春になり、ほっとするのもつかの間で、体調管理も結構大変になったりもする。色々と気をつけて行きたいものである。
 気温差が大きいと風邪もまた引きやすい。風邪も鼻水程度であれば、風邪薬を飲んで休めばすぐ治るが、風邪も万病の元で、普通の風邪だと思ったら、違った感染症であったり、花粉症のようなアレルギー性のものであったりと、病状は千差万別。そうなると病院に行かねば分からないと云うこともある。
 さて、病院行きたいが保険証もない、お金もない時、俺らのような立場の仲間は、福祉事務所に行き、その旨話せば、指定の病院に行くことが出来る。
 年齢も性別も関係はない。新宿で暮していれば、新宿福祉事務所の窓口で緑のカードに名前と生年月日を書いて出す。大概の病院の外来は午前中が多いので、朝一番に行った方が、その日のうちに間違いなく受診できる。
 ケースワーカーさんと面談し、こう云う状態で、こう云う具合の悪さがあるので病院に行きたい旨をしっかりと伝えれば、書類を出して貰える。そこで何だか良く分からなくなったら、毎週月曜日の朝は連絡会のメンバーが詰めているので声をかけてもらえれば、色々なアドバイスが出来る。まあ、今は双方の友好関係が続いているので大概トラブルはなく、すんなり病院に行けるから窓口対応にそんなに気を使わなくても良い。正直に話せば良いだけである。
 病院に行ったらまずは検査。検査結果がすぐに出ないこともあるし、即入院なんてこともある。お医者さんの指示に合わせ、治療に入るようにしよう。
 ある程度歳を取ると、自分の持病なりは知っているのであるが、若い仲間はなかなか大病を患わないことにはそれが分からないことが多い。
「成人病」と呼ばれる「生活習慣病」(心疾患やら、脳血管疾患やら、糖尿病やら、がんやら)は40歳ぐらいを過ぎると色々と身体に悪さをしてくる。こう云うじわりじわりと蓄積する静かな病気はあまり自覚症状がなく、健康診断や、通院時の検査で発覚するケースが多い。そんなこともあるので、体調の悪さは何かの病気のサインでもあるかも知れない。体調不良が続くようなら、早めに病院に行き、検査をしてもらうことである。倒れて救急車呼んでも病院には行けるが、そうなると間に合わないこともある。倒れる前に治療に入ればそれはそれで助かるのであるから、そんな時は「ケツをまくり」、福祉事務所の門を叩いて、病院に行ってみよう。
 


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新緑に


連休中、福祉事務所も病院もお休みとなるので、早め早めの 対応を。
いざと云う時は救急車。

 仲間たち。
 早くも初夏の気候になったかと思ったら、今度は寒気が南下して、これまた季節外れの寒さとなりと、寒暖差が尋常でない。今週後半からは東京は晴天が続き、20度前後の日が多そうで、ようやく平年並になるようであるが予報もあまりあてにならないかも知れない。
 公園課の人々も「今年は新緑の葉が伸びるのがやたら早い」と、ぼやいていたように、こんな陽気だと雑草が高くなるのが早い。川沿いでは羽虫が大量に発生し、神田川では蛇が早くもにょろにょろと顔を出し、町行く人々を驚かせている。まあ、「異常気象」のなせる技か。
 そんなこんなの、とても過ごし憎い4月であったが、早くもGW前。今年のGWは各地で観光客も戻るとのことで、あの騒動は何であったのかと思うばかりになるようである。その新型コロナ、来月から感染法上の分類が変わり、インフルエンザと同様の取り扱いになるとのこと、日々の「大本営発表」もなくなるとのこと、マスクもしてもしなくても良いとのことで、ひとつの節目には来ているようだ。とは云え、医療や福祉の現場は、重症化リスクのある人々を多く抱えているので、「クラスター」が発生せぬよう予防や制限が続けられている。なので、福祉や病院に行く時はマスクをしておいた方が良い。次の流行期(第9波?)が来たら、高齢者や基礎疾患のある人々に出来るだけ移さぬよう配慮がとにかく必要になるだろう。そして、心配な人はワクチンを毎年打ちましょう。まあ、そんなレベルになるようである。
 GWは都心も観光地も人だらけとなるだろうが、役所の方はお休みとなる。体調不良で病院に行きたいとか、通院しているけれども薬が切れたとか、連休前にどこか宿に泊まりたいとか、福祉にかかりたいとか、そう云う相談のある仲間は、早めに相談に来るよう、新宿福祉事務所が呼びかけをしている。休みの日にわざと大したことがない相談事を作り、電話で「役所はけしからん」と騒いだりする「クレーマーさん」のような人も居るようであるが、そう云うことは、まじめに仕事をしている人に失礼なので、やってはいけない。相談がある時は、庁舎が空いている時間に行くようにしよう。
 連休中は役所も休みであるが、病院外来も休みとなる。けれど、救急対応はもちろんやっているので、体調が急変して動けなくなった、痛みが収まらなくなった、発熱して収まらない時であるとかは、どんな時間でも、休みの日でも、迷わず救急車を呼ぼう。自分でも呼べるし、通行人や警備員に呼んでもらっても構わない。救急搬送の場合は応急処置しかしてもらえないかも知れないが、そんな場合は連休明けに福祉に行って、検査や通院などのの手続きをしよう。
 連休中に役所が閉まっていて困るのはそんな病気の場合が多いが、そこは自分の健康管理の問題でもある。そうならないよう日常的に身体に気をつかい、やっていくことが肝要である。まあ、気をつけて過ごしていくことにしよう。

 


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こいのぼりに


天気回復も、寒暖差が激しいのでGW中の体調管理は しっかりと。
相談は前と後で(裏面参照)。

 仲間たち。
 相変わらず朝と夜の寒暖差は大きいが、一時の荒れた天気もようやく収まり、穏やかな陽気となった。東京は24〜25度ぐらいの初夏の陽気で、ちょいと汗ばむ感じで今年のGWは推移しそうである。となると、繁華街たる新宿は観光客などが集まり、それ相応の賑わいとなるだろう。街中も外国人の団体や家族連れが目立つようになり「コロナ禍」なるものは、いつの間にやらどこかへ消えて行ってしまった。東京都のコロナ対策でもあったホテル借り上げでの療養施設も終了と云うことなので、元の「インバウンド」(訪日外国人)目当てのホテルに戻っていくことであろう。ホテルもそうであるが、「簡易旅館」も同じくで、生活保護目当ての古い「簡易旅館」(まさしく昔ながらのドヤ)」と、改装して「バックパッカー」(海外からの一人旅)目当ての奇麗な「簡易旅館」に、これからすっきりと別れていくだろう。俺らが入れるような施設は少なくなり、また、アパートも、昔ながらの4畳半、トイレ共用のようなものしか都心にはなくなるし、それも順次取り壊されマンション化していくだろう。「コロナ渦」がそこら辺の分岐を、媚薬のようあいまいにさせてしまったが、気がつけば、この国は「資本主義」の国、「平等って一体何だ?」と云う疑問はさておき、まあ、そんなものである。
 話は変わり、「新しい資本主義実現会議」と云うものが首相主導で開催されているようで、先日の会議では失業保険の受け取り期間を自己都合退職でも現行の2ヶ月から7日程度に短縮すべしとの方針が出て、話題になっている。これまで退職してもすぐには失業保険が出なかったのを、すぐに出しましょうと云う話である。「俺の時、すぐ出してくれれば、それで家賃も払えたし、路上生活にはなっていなかったかもね」なんて云う声も聞こえるが、若い仲間は、働いている間は雇用保険には入っているものなので、クビになったり、嫌でやめてしまっても、保険金は、それなりに出るものであると云うことを覚えておいてもらいたい。昔の人生はもう元に戻らないが、今は社会保障と云うものはあちこち張り巡らされ、また改善もされているので、若い仲間はそう云うものを利用、活用していくのも、生きる知恵である。
 社会保障と云えば、健康保険証を廃止し、マイナンバーカードに一体化する法律が先日成立したとのことでもある。来年の秋には廃止されるとのことで、医療機関も保険組合やら行政もこれから忙しくなることであろう。もちろんマイナンバーカードがなくても代替措置はあるようなので、保険使って医療機関にかかれないことはないので、その点は心配不用のようである。そもそも保険料を払っていなければ、保険証もないし、カードを持っていてもそれは使えない。生活保護の場合は引き続き「医療券」なので、俺らに関係ないと云えば関係ないが、マイナンバーカードは、今は作れ作れの大合唱で、昔と違って結構早く作れるようで、顔写真付の身分証明書にもなるので免許証を持っていない仲間などは、もっていても良いのではないかと思われるが。

 


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端午も過ぎ


今度の日曜日は高田馬場事務所にて鍼灸相談会。
夜は医療班の方々が一緒にまわってくれますので相談を。

 仲間たち。
 おおむね快晴のGWで、繁華街や行楽地はたいそうな人混みであった。色々なイベントも賑わいが戻って、普段通りと云うか、いつもの感じと云うか、どこを見渡してもようやく「普通」に戻りつつあることを実感できる連休であった。後半には大きな地震も石川県であり、天気も荒れてしまったが。
 こんな感じでお天道さまはまた崩れ、気温も下がり、そしてまた同じような初夏のような陽気に戻りと、その繰り返しのようで、寒暖差は引き続き大きいので、風邪など引かぬよう、健康管理はしっかりとしていこう。新宿保健所は予約不要の無料結核健診会を今年度は毎月実施するとのことなので(裏面参照)そんなものも活用していきたい。連絡会の鍼灸相談会は来週の日曜日に高田馬場事務所で行なっているので、腰を痛めたとか、神経痛だとか、そんな相談には毎月のっている。また、血圧計は事務所に備え付けてあるので、シャワーサービスのついでとかにこちらも活用してもらいたい。また、医療班の方々も来週の日曜日は「おにパト」を一緒にまわってくれる。深夜のパトロールも同行してくれる。薬が欲しいとか、調子が悪いであるとか、相談があったら声をかけてもらいたい。
 どこの公園や緑地も新緑がまぶしい季節となったが、その反面、この季節は虫の季節でもある。「つばき」とか「つつじ」とか、とても日本らしい樹木で、花も奇麗でどこの公園にもあり、「つつじ」などは今が見頃でもあるが、「ドクガ」「チャドクガ」の毛虫が発生するのはいつもこの頃である。ちょいと草むらの中で寝ていたり、公園のベンチで座っているだけで刺されることもある。特に「つばき科」に生息する「チャドクガ」は猛烈な毒をもっていて、強烈な皮膚炎を引き起こすとてもやっかいな毛虫である。刺されたら痛みと痒みが襲い、赤く腫れ、発疹が瞬く間に広がり、それが2、3週間続く。中には呼吸困難になったり、意識混濁状態になって救急車で運ばれると云うケースもまれではない。公園、緑地を生活圏にしている仲間はこれからの季節、特に気をつけよう。もし刺されたりしても掻いたらいけない。水でしっかりと洗い流し、市販の痒み止めの軟膏を塗る。それでも良くならない時は皮膚科のある病院へ。
 毛虫以外にも身体に悪さを働く害虫が活性化する季節でもある。アレルギーがあるとか、皮膚疾患があるとか、そんな仲間は肌をあまり露出しないとか工夫をした方が良いだろう。風呂に入る。シャワーを浴びる、着替えを頻繁にするなど衛生面も注意が必要である。これも色々なサービスがあるので活用しながら、これからのじめじめしてくる季節に備えていこう。
 さて、東京都は連休前に今年1月期の「冬季路上生活者数概数調査」を発表した。都内全域(河川敷を含む)661名で、前年の調査から100名程減っている。詳しい分析は、また次のチラシで。

 


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薫風に


雨足が強い雨があるので、そんな時は濡れないよう。
朝晩の気温差が大きいので風邪ひかないよう衣類で調節。

 仲間たち。
 石川県に大きな地震が続いている中、今度は千葉県南部でこれまた大きな地震と、とても災難な一週間であったが、被災にあわれた方々にお見舞い申し上げたい。色々と海底の地形が歪んで来たのか、かの大震災から12年、防災意識が薄れた頃、何かを覚醒させるかのよう地形が揺れる。大きな被害がないよう祈るだけである。
 東京の陽気の方はすこし安定したかと思うと雲が広がり雨模様で夏の雨のような豪雨もあり、曇りや雨になったらお日さまがない分、朝晩の気温差もかなり高くなるとそんな天気が続いている。こちらは天気予報とにらめっこしながら色々な予定を考えた方が良いようで、急な雨の時はとにかく濡れないよう。夏場ではないので、濡れてもそんなに早くは乾かない。そのまま寝込んでしまうと体温が奪われてしまうし風邪引く原因。また、じめじめしていると黴菌やら害虫やらが寄って来る。
 連絡会の衣類配布とシャワーサービスはまだまだ続けているので、そんなものも利用して衛生面には色々と気をつけておこう。
 さて、先日、東京都が発表した「概数調査」の件、本年1月の新宿区内の概数は76名と云うことで、昨年同時期の調査から3名減となっている。23区全体としては計384名で昨年同比で53名減である。平均すれば各区で1名か2名づつ少ない人数で減ったと云うのが実情であろう。
 また、昨年から夜間調査、深夜帯調査と云うものをやっているが、新宿区は昼間76名→夜間55名→深夜帯新宿駅89名との公表で、夜間が何故か減っている。これは変だと新宿区が都に照会したら小田急本店改築の関係で何やらイベントをやっていたとのことであるが、そう云うことはひた隠し、こう云う矛盾のある調査を詳細な注釈つけずにそのまま公表する。昨年から始めた夜間調査の精度の低さ、また、流動性を無視した調査であることを露呈した格好となった。まあ、東京都の「概数調査」とはそんなものである。もちろん全否定するのではなく、都が実施する概数統計としては歴史があるので、傾向はつかめる。そう云う前提でこの調査は語る必要があるだろう。東京都の発表と云うと皆、信じてしまうが、穿って見るのも面白いものである。
 そんなこんなで今回の1月調査は23区の384名を含め、三多摩地域や国管轄の河川敷をあわせると661名(内女性32名)で、前年同比でマイナス109名と云うことになった。これには「対策の寄与があったと考える」と書いてあるが、皆、高齢なので「自然減(つまりは死んでしまった)」の数字レベルの減ではないかとの声もある。「対策の寄与」なんてのはほんの一部かも知れない。「対策」と「概数調査」の関連はよほどのことをしない限りそんなには現れないものである。まあ、東京都が調査しただけで都内で661名。その一人ひとりにどのようなアクションを起こすのか、それとも「自然減」を待ち、放置し続けるのか、公表すると云うことはそんなことが問われてしまうのであるが、都のお役人はそんなことは気にせず、毎年の決まりだから公表したというレベルに留まるのであろう。

 


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新緑のみぎり


今週は、じめじめした気候のようなので、
衛生面に気をつける、少し早いがそんな季節感の対応を。

 仲間たち。
 沖縄・奄美地方では梅雨入りが発表され、梅雨前線がどんどん北上してくる来月には全国的に雨の季節になるだろう。季節外れの猛暑もあり、最近は季節感がなくなってしまうのであるが、これから気温も平年並に戻るだろうし、梅雨時期特有の、じめじめして、夜は少しひんやりと云う気候が続き、7月になれば初夏ともなる。そんないつもの季節に戻るであろう。気象庁の季節予報でも、ここ一ヶ月、気温は高めであるが、雨量は平年並とのことなので、米農家の方々はほっとして田植えをしている頃である。
 農家と云えば「越後いろりん村」プロジェクトが、今年も開始され、先日、第一段の取り組みに仲間が参加してきたところである。今年は「いろりん村」周辺の空いている畑を起し、野菜やらを植え、収穫できたらシェルターの食事であるとか、おにぎりの具にし、もちろんお米は年末の炊き出しで提供しようと云う意気込みで夢の自給自足プロジェクトが開始されている。自然あいての作業は予定通りにはいかないが、地元の方々との交流も含め、単にもらうだけではなく自らも汗をかきながらの関係をつくって行きたい。こう云うのをこの国の文化では「互酬性」と言って、もらいっぱなしではなく、気持ちとして、そして行動としてでも返礼をしていく行為でもある。こう云うことをしっかりとしていかないと逆に俺らは差別されと、そんなことにもなってしまう。まあまあ世の中難しいが、全国からの支援を受けて成り立っている俺らが出来ることは、少しでも地方の活性化のために働くことだと、小さなことから始め、長野、新潟と、農業支援活動を十数年も毎年やっている。まあ、そう云う関係の中に俺ら一人ひとりが居ると云うことを考えていくのも、また面白い。
 まあ、それはともかく、これからじめじめしてくると、俺らの世界、衛生面でも色々と問題になってくる。害虫の話は前にもしたが、余りにも汚れたままで路上にそのまま横になれば、シラミなどそうであるが色々な菌も吸い寄せてしまう。とは云っても限界はあるので出来るかぎり身体も衣類も清潔にしておくのが一番である。衣類提供、シャワーサービス、医療相談などを活用してもらいたい。食料も生ものは腐りやすくなる。もらったものはその場で食べるを心がけ、蒸し暑いカバンの中にしまいこむようなことはしないこと。食中毒になったりもするのでそこは気をつけていこう。カンパン類、ビスケット類など乾物系の食料の方が保存は利くので、夏場は非常食として持っているのも良いかも知れない。
 今は季節の変わり目のようなおかしな気候なので、体調は崩しやすい。朝晩の気温差が激しいので、とりわけ風邪を引きやすい。普通の風邪ならいざ知らず、発熱したら色々なことを考えなければならないので、病院にと云うことになる。保険証がない仲間は新宿福祉事務所に行って福祉の制度を使って医者にかかるようにしよう。 
 季節にあわせ、何とか生き延びることである。

 


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紫陽花が


そろそろ梅雨入りのようなので、その対策を。 とりわけ大雨には注意を。

 仲間たち。
 スーパー台風と呼ばれている台風2号が、南の海の方で暴風を巻き起こし沖縄に接近しているが、その影響で本州の梅雨前線が活発となり、関東地方も早くも今週あたりから梅雨入りとなりそうである。それも今回は大雨が予報されており、情緒のある梅雨入りとはなりそうもないが、いずれにせよいつもより早い雨の季節のようである。今週は火曜日あたりから雨の予報なので、しっかりと気構えておこう。大雨ともなれば濡れると大変である。すぐに濡れない場所に避難。濡れたまま夜にでもなれば、これは確実に風邪を引く。
 単なる風邪ならまだ良いが、じめじめしている都会の街角には結核菌やら色々な菌やらウィルスがうようよしている。そんなのも感染してしまうと重症化もしてしまう。「コロナ感染」がもう終わったかのような世の雰囲気であるが、「5類」に下がって発表が大げさにされていないだけで、終わってはいない。今でも、病院であるとか高齢者施設であるとかは厳重な防御体制を引き続き維持している。煽った過度な注意喚起や、強制力を伴う行動制限は必要ないが、「気にするな」の状況ではないようである。それぞれの日常生活の中で予防を自主的にしていこう。「うがい」「手洗い」「咳エチケット」は、これはコロナに限らず、感染を予防するための基本である。そして、熱がある時、症状がある時は「マスク」をしてウィルスが飛散して他の人にうつさぬようにするのもまた基本である。連絡会は「マスク」の配布をまだまだしているので、必要な仲間は色々な場で声をかけてもらいたい。また、熱がある時は、熱冷ましの成分のある風邪薬を飲む。市販の風邪薬も巡回の時に声をかけてもらえればお渡し出来るので、いざと云う時のためでも良い、ポケットの中に風邪薬を入れて置いた方が安心である。
 なかなか風呂に入れないと云う仲間には、シャワーサービスもやっている。着替えも置いてある。これからじめじめした蒸し暑さの日も続くであろう。そんな時には身体を洗ってさっぱりした方が良い。気持ちも良いし、衛生面でも良い。連絡会の無料シャワーサービスは火曜日と木曜日の日に高田馬場の事務所で実施しているので気軽に利用してもらいたい。新宿福祉の方でも病院に行く前であるとかの時、役所備え付けのシャワーを利用もできるし、その隣にある相談所「とまりぎ」でもシャワーサービスをやっている。保健所の方も「無料誰でも結核健診」を毎月実施してもらえている(裏面参照)。新宿はこの衛生面での色々な取り組みが、とりわけしっかりしている区でもあるのでそんなものも、これからのじめじめした季節をやり過ごすために活用してもらいたい。
 さて、国の方も今年1月の「ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)」を発表した。これによれば全国でホームレス者は3065名で前年同月調査から383名減ったとのことである。その半数以上は大阪、神奈川、東京都に集中しており、「五大寄せ場問題」と云うか、「大都市問題」と云うか、そんな構図は相変わらずのようである。
 それはともかく、まあ、大雨には注意である。

 


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荒梅雨か


気象変動による神経痛には東洋医療を試してみては?
今度の日曜日は高田馬場事務所にて鍼灸相談会。

 仲間たち。
 台風2号による前線の影響で、関東も含め各地で記録的な大雨となった。「線状降水帯」が相次いで発生し、土砂崩れなどの災害も起こっており、誠にとんでもない梅雨シーズンの開幕である。
 台風一過で、ここ数日は晴れて夏日になるようであるが、また週の半ばあたりから雲が多くなり雨も多くなるとのことである。湿った空気が入ってくるので、これからは、連日じめじめの暑さとなる。それが雨など降ると夜はひんやり風が吹く。気圧もかなり変動する。色々な身体の異変が出てきてもおかしくない頃である。不快指数が高まる季節ともなるので、そんな中での体調管理は大変難しいものであるが、それぞれの季節に身体を合わせながらどうにかこうにかやっていこう。
 最近「気象病」と云う言葉を良く聞く。気圧や気温、湿度などの要因によって起こる身体の不調のことで、天気が崩れると、片頭痛が起こったり、腰痛がひどくなったり、倦怠感や眠気が頻繁に起こる昔で云う「五月病」みたいになったりなど、そんな症状の総称のように使われている。
 自律神経が乱れると血行不良になって、腰痛やら頭痛やら神経痛のような症状が起こるのは結構解明されているようであるが、血行不良を改善するため、湿布をはったり、鍼をしたり、マッサージしたり、温泉入ったりと、そんなことしか対処法はないようである。病気だからと病院に行っても、よほどひどい状態でなければそんなことで帰されてしまう。
 まあ、自分の身体がどのような気象状況でどのように変化するのかをしっかりと把握しておくのが良いのであろう。そんな意味でも気象情報と云うものは毎日チェックをしておいた方が身のためであったりする。「やばそう」であったら無理をしない。それが一番である。
 今度の日曜日には、毎月恒例の「鍼灸相談会」が高田馬場の事務所で実施される。腰痛やら神経痛やらそんな症状がひどくなったなんて云う仲間は気軽にお越し願いたい。神経の痛みは一時的に緩和されるのは間違いないので、対処療法ではあるが、それも必要であったりする。もちろん、「一時的」なもので、根本的な解決は永遠になく、それは「持病」として自分で、自分の生き方の中で受け持つしかない。
 「気象病」もそうであるが、これからの時期、雨など降ると夜は意外とヒンヤリもするので、とにもかくにも「風邪」を引きやすい。衣類や寝る道具で調整して寝込まないと明け方寒くて目を覚まし、咳と鼻詰まりなんてこともある。「風邪」には「風邪薬」。買うと高いので「医療班」の人(来週まわります)に貰っておいて、いざと云う時用にポケットに入れておく。そんなこともひどくならないために必要である。
 最近の「気象」はとにかく極端なので、対応は大変であるが、なんとか、このじめじめした季節を乗り越えたい。  

 


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雨蛙も


とうとう梅雨入り。今年は大雨に注意。
濡れぬよう、濡れたらシャワーと着替え。

 仲間たち。
 今度は台風3号が同じようなコースで列島に近づき、梅雨前線がまたしても活性化したタイミングで関東地方も梅雨入りとなった。台風そのものは南の海上を通過するだけであるが、湿った空気をたんまりと吸った梅雨前線によって、太平洋側でまたもや大雨が予想されるなど、今年の梅雨は荒々しいものになりそうである。この時期は天気予報をこまめにチェックをしていこう。
 濡れたら、シャワーを浴び、着替えをする。梅雨の合間の天気の良い日に、いつも使っているダンボールだとか、毛布や寝袋を干す。じめじめ対策をしっかりとしていかないと菌の巣窟になりかねないので、その点は常に注意である。  シャワーは連絡会の他、新宿福祉にある「とまりぎ」でも無料で浴びられる。汗もたくさん出て来る時期でもあるので定期的に身体をさっぱりさせた方が良いだろう。衣類も日曜日の都庁下などで配布もしているので、着替えは常に持っていた方が良いだろう。
 さて、久しぶりに雇用関連のお話。先日発表された4月の雇用関連指標は、有効求人倍率は横ばいであったものの、完全失業率が若干減り、3ヶ月ぶりの改善であったと、これから仕事を探そうとする仲間には良い傾向。ちなみに東京の有効求人倍率は4月の季節調整値で1.79倍。宿泊、飲食サービス業が40%増と、コロナによって景気が低迷していた業種はすべて平常化し、企業の採用意欲も戻りつつあると評価されている。サービス業関連は人手不足感が高まり、相応の賃上げもして人を確保しているようでもある。東京は完全に「売り手市場」に戻ったようである。燃料高、物価高と云う懸念材料はありつつも、「インバウンド(訪日外国人)需要」が異様に高まっており、この関連業種が多くの雇用を吸収していくことが予想される。国際観光都市を目指す東京も、コロナで中断したが、その流れの中にあり、良いか悪いかはともかくとして、そんな都市になっていくのであろう。
 若い仲間で、仕事を休んでいた仲間は今が再就職のチャンスでもある。住所がないとか、宿がないと云う仲間は、新宿福祉事務所に行って「自立支援センターを利用したい」と申込をしていこう。宿あり、食あり、住所も置ける環境で、ハローワークによる仕事探しが本格的に出来る。ある程度の収入で安定した仕事につければ、会社の寮であるとか、アパートであるとかに転宅し、自立をしましょうと云う施設である。
 自立さえしてしまえば、後腐れがないので気が楽といえば、楽である。これまで多くの仲間がこの仕組みを使って、仕事のある生活に戻っていった。自分の能力や適性にあった仕事を探す支援、と云うものも労働行政の中にはしっかりとあり、そのための専門相談員も居るので、自立支援センターに入ったら色々と相談をしてみよう。
 高齢の仲間も清掃やら警備も求人が戻って来たのでパート、アルバイトも、そこそこある。チャレンジして、今の生活を変えていくのも悪くはない。
 


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中休み


新宿区物価高騰対策臨時給付金3万円の給付が始まります。 
「非課税世帯」の住民票所在地に便りが来るので、確認してみよう。

 仲間たち。 
 荒れた今年の梅雨も中休みである。そんなこんなで気温も上がり、30度を超す真夏日となってしまった。それでも週後半あたりからは再び雨となり、後半に突入しそうでもある。気温の方は高いままであろうから「じめじめむしむし」の陽気になりそうである。台風は来ていないのでその心配はあまりないが、それでも「大雨」「ゲリラ雷雨」と云うのが発生するので、雨の予報の日や、空を見上げて怪しげな雲がある時はとにかく気をつけることにしよう。 
 夏日になると、毎年「熱中症」対策をと、なる。今年も学校などで集団熱中症となり、救急搬送なんて云うニュースも出始めている。子供だけじゃなく、炎天下の現場で働く人や、クーラーのない屋外等で暮さざるを得ない俺らも、こんな季節、とにかくこまめな水分補給、塩分補給である。そして調子が悪い時はとにかく木陰等で休むことである。無理は絶対にしない。 
 こうも蒸し暑いと不快指数も高まり、気持的にもあんまり宜しくないのであるが、それぞれ涼しい場所を見つけ、そこで一休みと云うのが必要である。色々と工夫をするのが一番である。気がつけば初夏から夏の季節でもある。今年の夏も長そうなので、対応はしっかりと、長期戦で考えていくことにしよう。 
 さて、今年の春に決まった政府の「非課税世帯」に対する「物価高騰対策臨時給付金」の給付受付が新宿区でも始まった。「対象者」のうち口座登録がされている人には「案内(はがき)」が住所地に送られる(今月23日以降)とのことで、これは何もせず7月上旬に自動的に順次支給されるとのことである。他方で「対象者」のうち口座登録がまだな人には「確認書(封筒)」が送られる(今月30日以降)ので、それに口座情報を記入して返送すれば、これまた順次支給されるとのことである。 
 「対象」になるのは今年6月1日現在新宿区に住所があり、住民税が課せれていない世帯、課税所得が年300万未満の世帯で、生活保護世帯も含まれる。それぞれ、自分が「対象」であるのか確認をした方が良いだろう。連絡会に住所を置いてある仲間も、長いこと封書などを取りに来ない人は「職権抹消」になっているかも知れないので、これまた確認を。 
 色々と分からないことは相談窓口が開設されているので、そちらに相談を「新宿区物価高騰対策臨時給付金コールセンター」0120‐088‐115(土日祝日を除く午前8時半から午後5時15分まで)である。 
 他の区などにに住民票を置いてある仲間は、他の区などでの対応となるので、それぞれの区や市町村に聞いてみよう。「抹消されている」「住所不定状態」になっているなんて時は、とにかく復活の手続きを。 
 これで助かる仲間が居るのであれば、それはそれで良いことである。 
 
 


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夏至も過ぎ


梅雨も後半戦。気温も湿度も高く不快指数が高まるので、 時には「さっぱり」と。無料シャワーサービスもやってます。

  仲間たち。  梅雨の中休みでちょいと良さげな天気の日もあったが、梅雨後半は、「ムシムシ、ジメジメ、アツアツ」の不快指数がピークに達するような陽気となりそうである。雨の予報もあったりなかったりなので、日々の天気予報をしっかりとチェックした方が良いだろう。それでも沖縄地方はそろそろ梅雨明けとのこと、東京も平年は7月の中旬頃なので、あと2週間ぐらいの辛抱か。まあ、梅雨が明けたら明けたで、これまた大変なのであるが…。
 こう云う時はシャワーでも浴びて「気分一新」をすると気持ちも晴れたりもする。連絡会のシャワーサービスは火曜日、木曜日に高田馬場の事務所にて引き続き実施しているので利用して下され。
 都会の中にみんなが常時集まれる場所と云うのはそんなにはない。順番待ちの時間に軽食を食べることも出来るし、着替えの衣類を見つけることも出来る。今は珍しく煙草を吸う場所もある。ゆっくり、のんびりと、そんな時間を過ごせば、身も心もすっきりとするかも知れない。
 そうしてから、色々ある仲間は相談である。最初から相談と言われても、気持ちが混乱している時にはなかなか言葉も出てこない。何がトクか、何がソンか、なんて打算はさておいて、自分のこれからの人生、何がどうあったら良いのかを、ゆっくりと考えるためにも、相談していこう。
 役所と云う所はなかなか行きづらいところかも知れないが、こと新宿福祉事務所は、概ね話は聞いてくれる所である。その昔は相談者も多く「切った張った」はあったが、今は路上の仲間も少なくなったこともあり、しっかり相談できる場所に変わって行った。信用して良いところなので、気軽に相談に行ってみよう。
 路上生活をしていると、どうしても居場所の問題、寝場所の問題、そこをどうしようかと云う問題が最優先課題になる。人間、寝なければ死んでしまうので寝場所は何といっても必要である。しかも、それはどこでもではなく、出来れば雨露が凌げる場所、安心して寝られる場所がとても大事である。それを失った時、どうするのか?他の場所で見つけると云うのも良いだろうが、なかなかそう云う場所は見つからないかも知れない。ならば、新宿福祉に相談すれば、とりあえず、寝場所は確保してもらえる。
 生活保護であるかないかはともかく、自分が満足する場所を見つける方が先決で、その先の制度利用のことは、安心してからまた考えて行けば良い。
 「どこへ行っても同じよ」。まあ、それはそうかも知れないし、路上から抜けるか抜けないかは、そう大きな問題ではないのかも知れない。それでもまあ、多くの人々から心配されているのであるから、何をどうするのかでなくても構わないから、相談ぐらいはして見ても良いかも知れない。  まあ、世の中は広いし、深い。あまり「ジメジメ」しないことである。
 
 


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